中国語について
中国語は、中国大陸及び台湾、香港、シンガポール等で使われる言語で、標準語とされる普通話(putonghua)は8〜10億人、方言を含めると13億人余りが母語として使用しています。
以下に母語話者数ランキング30位を示します。
中国語を母語として話す人が最も多く、その数およそ13億7千万人。
厳密な数や順位は集計時期、集計方法によって異なるため、参考としてください。
つまり、中国語を身につければ、おおよそ10億人とコミュニケーションをとることができるのです。
ここで、中国語を学ぶ上でのポイントをまとめました。
ポイント
1.中国語の漢字は日本語の漢字と似ている
だから→漢字圏出身者にとって「読み、書き」が学びやすい
さらに→日本の漢字を使っても殆どの場合に筆談が成り立つ
しかし→ 似ているけれど細部は微妙に違う
2.発音は日本語とは大部分が異なる
だから→リスニング、スピーキングの練習が必要
さらに→抑揚、メリハリのリズムが大切
しかし→似ている音もあるので助かる
3.文法は日本語と異なる
だから→慣れるまでは語順に戸惑う
しかし→パターンを覚えれば使いまわせる
私がおすすめするのは、
漢字圏出身者はリスニング、スピーキングに重点を置いて、特に発音は丁寧にできるまでトレーニングを繰り返すことです。
ある程度、中国語に慣れ親しんでから日中間の漢字の細かな違い、そして正しい中国語を身につけても全然遅くはありません。
日本人にとって馴染みの深い漢字で表現される中国語は、親しみやすく、学びやすい言語です。細部は異なりますが、大部分の中国語は、漢字圏で育った人々が、一見しておおよその意味を想像したり理解することができます。このぶん、非漢字圏出身の学習者に対して、学習の難易度は少し下がると感じます。中国語を全く学んだことがなくとも、常用漢字を良く知っていれば、中国語の新聞を観て単語をつなぎ合わせて大筋を理解できるでしょう。
細部を見ると微妙に違う
着ると着、変化と变化など。
しかし、同じ漢字であっても基本的には発音が異なり、更に文法が日本語とは異なるためにリスニング、スピーキング力を身につけるにはトレーニングが必要になります。
例えば「中国」は日本語では「chugoku」、中国語では「Zhongguo」となります。
※簡便化のため、平仮名表記すれば、じょんぐぉ。
また、同じ漢字でも意味や用法が全く異なるものがあり、学習者を困らせると同時に異言語学習における面白い点でもあります。
例えば、中国語の「勉強、手紙、愛人」は日本語にすると「無理をする、トイレットペーパー、配偶者」となります。
中国語を学習する上では、発音をしっかりと身につけましょう。CDなどのネイティブの発音をよく聞き、すぐに声に出して発音してみる。この繰り返しが重要です。
携帯の音声入力機能もありますので、正しく発音ができているかをチェックする良い物差しになります。(百度、Google、そうごう)後でリンク。
中国語は漢字の読み方をローマ字(ピンイン)と声調記号で表します。中国人も幼稚園や小学校で中国語を学ぶ際は、このピンインと先生の発音を聞いて漢字を覚えます。彼らは幼少期からこの基礎をしっかりとやっているから、上達が早いんですね。
生まれながらに漢字を読める人はいないのです。ネイティブだって勉強してるんです。
そして、中国には大多数の漢民族を含め56の民族がいると言われています。民族や地域毎に標準語とは異なる彼ら自身の言葉を持っていることが多く、その彼らにとって標準語は、「学校で習う言語」としての位置づけになります。そう、彼らだって勉強したから喋れるんです!
ここでは初学者の使いやすさを考えてカタカナ表記を多用しますが、慣れてきたら拼音に沿って正しい発音を心がけましょう。
皆さんは既にご存知かもしれませんが、中国語は語気が強くメリハリと抑揚がハッキリとしています。そのため、タクシーや街中で中国人に話しかけられた時に怒鳴られた様に感じることが多々あります。
レストランでおじさん達が大声で怒鳴り合いを始めても気にしないでください。大丈夫です。
ただテンションが上がっているだけですから。
総じて自己主張ブレーキの効きが甘いだけです。
私はおとなしくて、そんな環境は無理だと思ったあなた。
安心してください。
少なくとも5人に1人(20%)はおとなしい人がいます。ちなみに、20%でも日本の総人口の2倍です。なので安心してください。
そして、中国語が喋れるようになると約8億人と自動的に会話ができる様になります。
道を歩いているだけでも皆さんどんどんと話しかけてくれます。
間違っていてもいいんです。覚えた単語やフレーズをどんどん使うことが上達の秘訣です。間違っていれば相手が言い直してくれたりします。
完璧になるまで待ってから使うよりも、使いながら学ぶ方がずっと成長速度は速いのです。人間は衝撃的な出来事や失敗体験をずっと記憶しているものです。では、逆にこの小さな失敗体験を積み重ね、都度克服してゆく方が記憶に定着しやすいというわけです。
例え小さな恥をかいたとしても、覚えているのは自分だけです。周りの人々は時間が経てばすぐに忘れてしまうのです。逆にいつまでも覚えている人がいます。
たくさんの小さな恥をかきましょう。
これは中国語に限ったことではありません。
地球上には70億人以上がいると言われています。失敗しても大丈夫。チャンスは無限にあるのですから。悲観的になる必要はありません。どんどん失敗して、どんどんうまくなりましょう!!